超人ロック―冬の虹を読んで

先日近所の本屋で1巻~4巻まとめ買いして読んだわけですが。
ロック好きは普通に買って普通に持ってるでしょうね。遅れてすみません、って感じです。
今まで描かれてなかった、かなり古い時代(といっても今から数十年のちですがw)のロックが見れる、というのは、眼福といえます。
ロックが数世紀先のロックよりも、もっと人間くさいのが興味深いです。ESPも全然無敵レベルじゃないし、自分に好意をもってくれる女性に対して結構心を許しちゃったりしてるし。
まだ老成してない超人の、若き日の活躍譚です。
一般的に言うと、主人公がスーパーマンより未熟な方がストーリーって書きやすいものなので、その利点を存分に活かしてのびのび描いてる感があります。
そしてSF的には、後世のハイパードライブにつながるテクノロジーの端緒が描かれてます。
そこに実はロックの存在が絡んでた、ってのも、よく考えると面白いですね。
こち亀やゴルゴと並ぶ長寿命作品ですが、ロックは時間軸にあんまり左右されず新作を描けるので、それが作者にとっても読者にとっても幸せなことではあります。
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ターンエーガンダム I 地球光 II 月光蝶

宇宙を駆け巡った、ガンダムシリーズの中でも最強と思われるターンエーガンダム。
それが、ある理由で土に埋もれて村の神になっている…という民俗色の強い作品である。
ガンダムは初代しか認めなかった私も、この設定には唸らされた。
人にはそれぞれの立場や事情がある。
それが衝突したとき、争いになる。
だけど互いの事情を共感し合えたとき、平和が訪れる。月の女王ディアナ・ソレルと、それにソックリな容姿を持つ地球の娘キエル・ハイムの入れ替わり劇にも、それが見て取れる。
かつてのガンダムシリーズの最終戦争でイデオロギー、領土、民族対立、その殺戮の全てを総括する方法論として、人類は凄まじい苦悩の末、文明と決別し消去する「月光蝶システム」に辿り着いたのだろうと思う。
私はこの「月光蝶システム」という「破壊と再生」の発想に惹かれた。
ターンエーは人類全ての罪を背負って、尻拭いをして繭の中に消えていった、まさに「神」だった。
だけど同時にそれは戦いに惹きつけられた廃人を生み出し、人の悲劇を生みつづける。

女子の心を釘付けにする、凄まじい恋の物語

「きみが心に棲みついた」というタイトルが、私の心に棲みついたのだ。

主人公は、学生の頃の恋愛を引きずって人付き合いに臆病な、挙動不審の通称「キョドコ」。
彼女の心を縛り続けているのは、サークルの先輩だった「星名さん」。
初めての恋人だった彼は、彼女をひどく傷つける人だった。
でも、別れて何年も経っているのに、どうしても彼を忘れられず、まともな恋愛ができない。
そんな彼女が、無理やり連れていかれた合コンで、歯に衣着せぬ物言いをする男・吉崎に惹かれてしまう。
彼女のちょっと(かなり)おかしな性格に引いていた吉崎も、少しずつ彼女を受け入れていくのだが、そんな時星名が現れて、キョドコの心を再び惑わせる。

最初は、過去の恋愛に傷ついた女性が、本当の恋人と出会って立ち直っていく物語なのだと思った。
しかし、この漫画はそんな生易しいストーリーではなかった。
物語が進むに連れ、キョドコがいかに星名の呪縛にしっかりと絡め取られているか、明らかになっていくのだ。
「棲みついた」という凄まじい表現は、比喩でなく正しく彼女の心の状態を表している。

なりふりかまわぬ彼女を、みっともないと思いつつ、共感せずにいられない。
そんな女子は多いと思う。
無様で見ていられないほど恋に狂っているキョドコは、どこか羨ましくすら、ある。

キョドコにとっての「きみ」は、最終的には誰になるのだろう?
物語の終着によって、このタイトルの意味は大きく変わってっくると思う。

願わくば、キョドコに幸せが訪れますように。同じ女子として、そう祈らずにはいられない。

スポーツが題材の漫画

今まで筆者は様々な漫画を読んできていますが、今回はスポーツを題材とした漫画について書かせていただきます。
まずは最近のお気に入りですが、週刊少年マガジン掲載中のベイビーステップという漫画を気に入って読んでいます。
テニスを題材としたスポーツ漫画です。
気に入った点は主人公は几帳面な性格でスポーツをする様な人物ではないイメージのキャラクターであるという事から物語が始まり、テニスに触れて徐々に上達する中で次第にプロを意識していくという内容になっています。
連載中の漫画なので今後の展開は変わっていくと思いますが、初めの方は書いたような内容になります。
私の気に入る傾向が主人公は初めからスポーツが上手い訳では無いという点と成長過程が描かれているという点、後は試合の勝ち負けは必ず勝つ訳では無いという点が描かれている漫画を好きになる傾向があります。
ここから少々話が変わりますが、スポーツ漫画で面白いとか読み続けたいとか思う事が多い傾向としては、私は多少物語が進んだ後からの事が多いと思います。
様々なスポーツ漫画がありますが、最初からはまって読んでいる事はそうそうありません。
以前に有名な作品を描いていた漫画家の漫画ならともかく、ほとんとが今まで描いた作品を知らない漫画の方が圧倒的に多いから初めはちょっと読んでみて面白いか面白くないか判断した後に読み続けたりする場合が多いからその様に思います。
話が脱線しちゃいましたが、面白いと思ったものは面白いという事で、筆者が今おすすめのベイビーステップを良かったら読んでみてはいかかでしょうか?
家族公認!姉と妹に出し放題のオレんち http://www.soazwildlifecallers.org/

わが生涯に一片の悔いなし

私が小学生のころ、はまりにはまったアニメは「北斗の拳」です。
当時はドラゴンボールやスラムダンクなどが流行っていたのですが、
私はそれらに見向きもせずひたすら北斗神拳にのめり込んでいました。
毎日のように休み時間になると、校庭で友達と北斗の拳ごっこをしていて、
先生が喧嘩をしていると勘違いし、よく止めに入られたものです。

暴力が支配する弱肉強食の世界で南斗六聖拳殉星のシンのセリフにある
「力こそ正義」という時代に、愛を信じ愛のために戦う強さに憧れました。
そして欲のために争うことの醜さと、誰かのために命を掛けて戦う美しさを知り
強敵(友)や家族、愛する人を守っていきたいという意識が自然と芽生えました。
このアニメを通じ、力だけではなく愛を知ることで真の強さを身につけることが
できることを学びました。

その正義感の影響で現在私は警察学校に通って猛訓練猛勉強中です。
警察官の経験を経て将来はSPになりたいと思っています。
最期に「わが生涯に一片の悔いなし」と胸を張って言えるように生きたいです。
はだかんぼ教育 http://www.wbrookfieldlibrary.org/

食いしん坊なポルトガル人

今回ご紹介するのは、高尾じんぐさん著の「くーねるまるた」です。
こちらはビッグコミックスピリッツで現在も連載されています。

ポルトガル人の女性が日本に来て貧乏生活をする中で、節約料理や暮らしのアイデアなどを思いついて実践していくというグルメ漫画です。
以前ビッグコミックを購入した時、チャーシューの作り方が載っている話があり惹かれて、思わず単行本全巻購入してしまいました!
とにかく食べている描写が美味しそう、自分も「この料理作ってみようかな・・・」と思わせます。
また、こんなポルトガルの食材があったのか、日本にあるがいつもは見向きしない食材だけどこういう食べ方もあるのかなど
ストーリーに惹かれつつ自身の勉強にもなるという一石二鳥な漫画です。
普段お料理をされている方、これから始めてみようという方の参考にもなり楽しくお勉強ができるのではないでしょうか。
現在、4巻まで発行されています。興味のある方は是非購入してみてください。

るろうに剣心の作者はなぜ薫を生かしたのか

るろうに剣心はアニメを見ていました。兄や弟がいなかったので、週刊少年ジャンプ(以下ジャンプと表記)は買っていませんでした。姉が、コミックスを買っていました。
その姉が、ある日血相を変えて「ジャンプの連載版では薫が殺されたらしい」と言いました。そんな馬鹿な、と思いましたが、姉がジャンプを買ってきて見せてくれました。
最後のページで頬に十字傷を刻まれて、絶命した薫の姿はショッキングでした。

私は、ジャンプ全盛期に子供時代を過ごしたので、ジャンプではやたら主人公やヒロインが死んでは生き返るのを見聞きしていましたが、明治時代を舞台にした作品では生き返らせるのは無理だろうと思っていました。(余談ですが、週刊少年マガジンに連載されていた「金田一少年の事件簿」では「マガジンでは死んだ人は生き返らないんだぞ」とこっそり書いてあるコマがありました)

その号の作者の巻末コメントは、うろ覚えですが、少年誌の基本はハッピーエンドだと思っています、という趣旨のコメントでした。
一体どういう意味だろうと、当時は思いました。

その後はジャンプを買わず、しばらくしてコミックスを読んで、薫は殺されたのではなくて、殺されたように見せかけただけだとわかりました。
物語中で薫が殺されなかった理由は、殺害を企てた縁のトラウマだと明かされましたが、そんな理由をつけてまで「薫の死」を演出する必要があったのだろうかと考えました。

ですが、「薫の死」は、剣心が戦う信念を取り戻すために、つまり剣心の原点回帰のために必要だったと、その後のコミックスを読んでわかりました。
大切な女性を二度、自分のせいで失っても、それでも目の前にいる弱い人を助けるために戦う…それが剣心の生き様だったのです。

そこまで丁寧に剣心の心情を描いたなら、物語上、薫を生かしておかなくてもよかったのではないか、と当時の私は思いました。
別に薫が嫌いなわけではありません。むしろ好きなほうでした。
でも、薫が生きていた、という、ご都合主義に走らなくてもいいのではないか、と思ったのです。

剣心と薫が結婚して子どももできて、未来を弥彦に託す…というラストを見て、やっと、作者が薫を生かした意味が分かりました。
未来の象徴として、剣心と薫の子どもを描きたかったからだろう、と思いました。奥さんが他の人だとファンとしては釈然としないでしょう。
この作中に、未来の象徴として描かれた子どもはもう一人います。逆刃刀の職人の孫の伊織くんです。

ただ、未来の象徴として誕生した剣心の息子、剣路が悪役になって、弥彦が倒しに行くというストーリーも考えていたあたりを考えると、るろうに剣心の作者が薫を生かしたのは、少年誌だから、という風にも考えられました。もっと大人向けの雑誌に連載していたら、薫は本当に殺されていたように思いました。

そんなことを考えていた当時高校生の私はずいぶん生意気でした。

神を目指した少年が辿り着いた場所

久しぶりに面白い漫画を見付けたんだ、と、職場のおじさんがあんまり嬉しそうに話すので、借りてみたら本当に面白かった。
それはもう十年近く前の話。
映画化もされたその漫画のタイトルは「デスノート」。
天才的な頭脳を持つ高校生・夜神月が、死神の持つ「デスノート」を拾うところから物語は始まる。
それは、ノートに名前を書いた人間が死んでしまうという、正に「死のノート」。
月がノートの効力を理解し、ノートを使う罪悪感に苦しみ、「自分のためではなく、犯罪者の無い新世界を作るために使う」と結論するまでの過程がリアルで、ぐいぐいと引き込まれた。
物語は月と、月を追う謎の名探偵「L」の頭脳戦を中心に展開する。
しかし、人の死によって世界を変えようとする月の考えはやはり歪んでいて、警察や「L」を出し抜けば出し抜くほど、月は緩やかに狂っていく。
人の生き死にを左右する行いは神の領域。
それを実行しようと決めた時点で、彼は狂い始めていたのかもしれない。
この作品が「少年ジャンプ」で連載されたことが、当時としては驚きだった。
ラスト、破滅に向かう月の姿は、惨めを通り越してエグいものがあった。
けれども、そこを描き切ることこそが、この作品の意義だったのだろう。
映画化されるほどの人気を獲得しながら、ジャンプ作品としては短いとすら言える全12巻で完結したのも、描くべきものが初めから明確にあったからではないか、と思う。
作画のレベルも高く、全体として非常に完成度の高い作品である。